「ふはっ」
「!?」
いきなり吹き出したと思えば、お腹を抱えて喉を鳴らすように笑う蒼
「??」
「…心配なんていりませんでしたね。
澪さんが悠雅に不満を抱いてたほうがビックリします。
まぁでも、2人のこと以外に部屋のことなどで相談があればいつでも言ってください」
「……蒼」
「はい」
「なんか性格変わったわね」
「はい?」
「そんなに気が利いたかしら?」
真顔でそう言ったつもりなのに
「くっくっくっ…」
また蒼は、笑いを堪えるように爆笑し
「面白いですね、澪さんは」
そう意味のわからない事を言った
「あんまり澪を虐めるなよ」
さっきまでのかすれた声ではなく
低く凄みがあり、どこか呆れたような声が聞こえてくる
振り向くと、いつの間に着替えたのか
いつもの仕事に行く時と同じ、真っ黒のスーツを少し着崩した悠雅が立っていた
「……悠雅」
そんな悠雅に駆け寄り、正面から抱きついた私は胸に顔を埋め
「いってらっしゃい
浮気したら許さないよ」
朝のお決まりの文句を口にする
「……」
すると悠雅の長い指が私の顎を持ち上げ、間近で妖艶に微笑まれた後
「……ん……ふぅ…」
熱い熱い口付けをされる

