「帰りましたー！
蒼さん達いますかー？」
と響いてきた琉依の声
「あ、忘れてたな」
そう相楽は笑った後、「おう！今降りる」と幹部室を出ていった
「そろそろ僕達も降りましょうか」
「そうだねー。悠雅もいるかもだし、澪ちゃん行こ？」
……なんか最近悠雅に会うのが恥ずかしいんだよな…
「澪ちゃん？」
「あ、ごめんなさい」
……なんでだろう？
俯きながら蒼と海に続き、階段を下りる
次第にざわざわと大勢の声が耳に入ってきた
「おつかれーー！皆」
「異常なしっす！」
「あ、そう？つまんねぇーの」
「さ…相楽さん…
物騒なこと言うっすね」
……ぷっ
なんだか面白くて笑ってしまった
そんな私を穏やかな表情で見つめる蒼と
一緒にニコニコ笑う海
