淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~




『………』






……またか






朝起きると必ず隣にいた悠雅の姿はない




あるのは寝ていた跡だけ






『……着替えよ』





まぁ着替えても意味無いんだけど…


外出はほとんど禁止されてるから






『天童組は潰したが、他の族や組が狙わないとは限らねぇだろ』






…私に対しての優しさだとは知っているけど退屈で仕方ない






『……あ、いいこと思いついた』






部屋の掃除…っていっても家具がほとんどないから掃除機をかけるだけで終わるけど一応やる




その後は昼ご飯





もちろん1人





悠雅は組で食べているから





…でもその日は





『はい。これ皆で食べてください』




『『『えっ!?』』』






お弁当を作って、下で警備している組員に差し入れに行った






喜んで食べてくれたから寂しさが少し薄れたのを覚えている







─────ピロロロロロ






夜になると必ず鳴る電話