淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~





「奏、離せ」




抱きついてきた180cmの奏さん



キャラがぶれてるような気がするのは私だけかしら




「無理。やーーっと澪ちゃん帰ってきたんだから!

ほんと久しぶりだなぁ」





「お久しぶりです」





「その堅苦しいのは変わってないなぁ」




そう言って苦笑する奏さんの顔はやっぱり嬉しそうで






「奏、何回言わせる気だ」






後ろからは魔王のようなオーラを醸し出した人がドスの効いた声を響かせる






「あのなぁ~、悠雅

お前はもう澪ちゃんとずっといたじゃねぇーか。だからせめて今だけでも澪ちゃんは俺のもの…



「誰がテメーのもんだ」



…冗談だって…」







「……」






二人に挟まれてる体制の私





私を挟んで私の取り合いって






……やめてほしい






「交戦後は病院で寝たきり


やっと澪ちゃんが目ぇ覚ましたっつーから会えるの楽しみにしてたら


碓氷組の面通しまで悠雅の生活してる家に泊まることになってっし…」






「……」






……それは私もびっくりしたけど





それより私なんか面通しするなんて一切伝えられてなかったし…