「さぁて!これで面通しも終わったことだし?


ぱぁーっと飲みましょ!!ぱぁーっと!!」





「そうだな」





「……チッ」




「ふふっ」








ハイテンションなお母さんに、途中ついていけなくなったけど




深夜遅くまでホテルのレストランでワインを飲み続けた








「……うっ」



「大丈夫か?…っ…お前…


いくらなんでも飲みすぎだ」



気持ち悪くて少し休んでいた私に悠雅は呆れたようなため息を吐く





「少し横になってろ」





そう言った悠雅の膝に頭を預けると、直ぐに襲ってくる睡魔





「ゆっくり休んでろ」


「…ありがとう」





まぶたがゆっくりと落ち

意識が失われる寸前









「悠雅、ところで結婚はいつするつもりだ?」



「澪が高校を卒業したらするつもりだ」



「…それならあっという間だな」



「あぁ、

早く俺のもんにしねぇとどっかの野郎に取られたら困るからな」




「ふっ…お前らしいな

分かった。組には伝えておこう。」



「頼む」












幸せな会話が耳に流れ込んできた気がした