淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~




「悠雅たちなら直ぐに帰ってくるわよ♡

それより私大事なこと忘れてたわ」




「大事なことですか?」




「ええ、そう


まだ自己紹介してないでしょ?



私、澪ちゃんの名前とか情報は知ってるんだけどぉ…」





ごめんなさいね。組に関わる以上、顔と名前と個人情報は少し調べさせて貰ったわ


と可愛く謝るお母さんを見て






「私のこれまでの生活のことも…でしょうか」




少しだけ身体が冷たくなった







「……えぇ

ほんとにごめんね?知られたくなかったというのは承知の上よ

決まりだからしょうがないの」





「…そうですか」






少し気持ちが落ちてしまった私に





「でも知っているからこそ力になれることもあると思うの

可愛い私の娘の為なら何でもしちゃうわ♡
どんどん頼って頂戴ね!」





そう優しく、力強く支えてくれるお母さんを



やっぱり私は好きだと思った









「娘……」




ふとひっかかったワードを呟くと




「そうよ?将来私の娘決定なんだから!
変更は許さないわよ?」





悠雅少しだけ似たイタズラな笑みを向けられる







「……っ!ありがとうございますっ」






涙目になってしまったかもしれない





こんな幸せあるのだろうか









悠雅には“俺の婚約者”だと言ってもらい





お母さんには“将来の娘”と言ってもらえる










興、私今は幸せだよ




怖いくらいに