淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~












「はじめまして


瀬織澪です」





「いやいやいや、そんなに頭下げなくていいよぉ?

澪ちゃん!ほらっ顔上げて!」





「そんなに固くならなくても大丈夫だよ

悠雅、元気にしてたか?」






2人を目の前にして固くなる私




優しく接してくれるご両親







「…俺が寝込んでるとでも思ったか?」









いつもと変わらない悠雅…






お父さんの方は悠雅の隣に座り



お母さんの方は






「かぁわぁい~♡♡


髪の毛フワフワ~
睫毛長~い!
肌しろっ!」





もちろん私の隣で、私の身体をペタペタと触っては頭をワシャワシャしていたりする








「あ…はは」








凄いフレンドリーなお母さんで、本当に悠雅と血が繋がっているとは思えない






「はぁ

私、澪ちゃんみたいな子が欲しかったわぁ」







チラッと悠雅に嫌味と取れる視線を送りながら呟くお母さん





「…俺だってこんなうるせぇクソババアごめんだ」





……すごいやり取りね…





「もぉ、可愛くなぁい」








そんなやり取りが面白くて、微笑ましくて





「ふふっ」






思わず頬を緩めてしまった








「……!
澪ちゃん!!あなた笑ってた方がいいわ!!
うん!すっごく良い!」





「表情が一気に柔らかくなったな」




嬉しそうなご両親の様子を見て私まで心が温かくなったのに







「……何よ」






目の前の悠雅は





不機嫌と取れる表情で私を見ていた