淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~





碓氷組に勝てる会社、組なんてないんだけど



少しでも焦った私が馬鹿だった










「テメェに説明してる暇なんてねぇ



1分以内に選べ



俺は予定があるんだ」








「いい加減にしろよっ?

さっきから何わけ分かんねぇ事ほざいてんだよ

ぶっ飛ばすぞ?」






………はぁ



そろそろ私もイライラしてくる頃




お腹が空いて…










…そんな時








「若

そろそろお時間です」






黒服の男の人が数人出てきて悠雅を呼ぶ





それを目にした瞬間尋常じゃないほど取り乱す男





「わ…若!?」







「確かm.mの社長の息子と言ったな?



じゃあ覚えておけ


どうせそんな下の会社のやつに自己紹介する暇なんてこれから先1度もねぇ」







「はぁ!?」










私がギュッと悠雅の服の裾を掴むと更に強く腰を引かれる




それが嬉しくて、頬をすり寄せている私を愛おしそうに見下ろした後








一瞬にして切り替えたのか





冷たく鋭い低すぎる声で言い放った