碓氷組に勝てる会社、組なんてないんだけど
少しでも焦った私が馬鹿だった
「テメェに説明してる暇なんてねぇ
1分以内に選べ
俺は予定があるんだ」
「いい加減にしろよっ?
さっきから何わけ分かんねぇ事ほざいてんだよ
ぶっ飛ばすぞ?」
………はぁ
そろそろ私もイライラしてくる頃
お腹が空いて…
…そんな時
「若
そろそろお時間です」
黒服の男の人が数人出てきて悠雅を呼ぶ
それを目にした瞬間尋常じゃないほど取り乱す男
「わ…若!?」
「確かm.mの社長の息子と言ったな?
じゃあ覚えておけ
どうせそんな下の会社のやつに自己紹介する暇なんてこれから先1度もねぇ」
「はぁ!?」
私がギュッと悠雅の服の裾を掴むと更に強く腰を引かれる
それが嬉しくて、頬をすり寄せている私を愛おしそうに見下ろした後
一瞬にして切り替えたのか
冷たく鋭い低すぎる声で言い放った

