「あぁ?おっさん何言ってんだ?
コイツ逃げようとしてたじゃねぇか
おっさんになんて誰も靡かねぇよ
俺が連れていくんだ」
……コイツもか
呆れ果てながら、言い合いにならない内に抜け出そうとしても
前にチャラ男
後ろに中年男性
挟まれて動けない
これ以上寄られたら…また呼吸困難とかになりかねない
どうしようかと考えていると
「おっさんなんか放って置いて、行こうぜ?」
ニヤニヤしながらチャラ男が近づいてきて、手をこちらに向かって伸ばしてくる
「……っ!」
後ずさるも「さぁ」と詰め寄ってくる
もう少しで触れられそうになり
「……やっ……」
小さい震えた悲鳴が口から漏れた時
─────────グイッ
「テメェら2人、どちらの物でもねぇんだよ
……コイツは俺のだ」

