いかにも高級そうなレストラン
レッドカーペットなんて引かれちゃってる
周りからの視線を感じながら悠雅の姿を見つけるためにキョロキョロする私
「おや?まさかお嬢ちゃん1人?」
突如かけられた声に驚きながらも振り返ると
「なら俺と飲まないかぁ?」
いかにも社長と言うような小太りした中年の男性が酔っ払っていた
「……すみません、人と待ち合わせているので」
そう短く答え、足早に去ろうとすると
ドンッ
前にも障害物
「すみません」
若干イラつきながらも謝りながら顔を上げる
そしてぶつかった人物を見て
またか…とため息をつく
「お?なんか美人だなオメェ
俺と遊ばねぇ?これから違う店行くんだけどもっと高級なとこ、奢るぜ?」
この場に不似合いな高身長のチャラい不良
どうせ、親のスネかじってるバカ男
「急いでるので」
そう断ろうとしたのに
「おい小僧
この嬢ちゃんは私が先に声をかけたんだ
横取りなんてみっともねぇ真似すんなよ?」
存在を忘れかけていた後ろの中年男性が呆れたことを言い出した

