「……だから最初澪さんがこの倉庫に来た時びっくりしました。」
「……」
「この倉庫にオンナが入ってきたのが初めてってこともあったけど
俺達に申し訳なさそうに頭を下げてまで謝って
毎日1階の溜まり場を通る時は全員に挨拶してくれる
総長はほとんど居ないのに倉庫に来てくれて
相楽さん達と喋っているだけじゃなく、1階に下りてきて俺達とも楽しそうに話してくれる
……今だから言えるけど
その頃は、これも取り入る為にしている行動の1つなのかな?なんて疑ったりもしました」
すみませんっと頭を下げてくる下っ端くんになにも言えなかった
「……確かにみっちゃんはちょっと違う女だよな」
「うん。だから悠雅が連れてきたんだけどね?」
「これほど欲のない綺麗な女性はそういませんね」
海と相楽はいいとして
「蒼、それは褒めすぎよ」
…恥ずかしい
「ホントのことですよ?」
そうニッコリ微笑む蒼を見て、通じないと判断した私は諦めた
「……なのでっ」
「?」
「なので、今もこれからもずっとずっと
黒澪の姫は澪さん1人が持つ称号であって欲しいんです」
皆がこっちをみてニコニコとしている中
「…え!?」
私は驚くことしか出来なかった

