淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~





「……だから最初澪さんがこの倉庫に来た時びっくりしました。」




「……」





「この倉庫にオンナが入ってきたのが初めてってこともあったけど




俺達に申し訳なさそうに頭を下げてまで謝って





毎日1階の溜まり場を通る時は全員に挨拶してくれる





総長はほとんど居ないのに倉庫に来てくれて



相楽さん達と喋っているだけじゃなく、1階に下りてきて俺達とも楽しそうに話してくれる








……今だから言えるけど





その頃は、これも取り入る為にしている行動の1つなのかな?なんて疑ったりもしました」








すみませんっと頭を下げてくる下っ端くんになにも言えなかった








「……確かにみっちゃんはちょっと違う女だよな」







「うん。だから悠雅が連れてきたんだけどね?」






「これほど欲のない綺麗な女性はそういませんね」








海と相楽はいいとして





「蒼、それは褒めすぎよ」





…恥ずかしい






「ホントのことですよ?」





そうニッコリ微笑む蒼を見て、通じないと判断した私は諦めた









「……なのでっ」




「?」






「なので、今もこれからもずっとずっと


黒澪の姫は澪さん1人が持つ称号であって欲しいんです」









皆がこっちをみてニコニコとしている中












「…え!?」








私は驚くことしか出来なかった