淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~





…本来の天童組は薬も武器も使わなかったし


こんな馬鹿みたいな連中なんか1人もいなかった





澪への愛の向け方を間違えた俺が天童組を変えてしまった









「…ごめんな」









父さんにも



母さんにも




澪にも






何度謝ったって足りないだろう











しばらく椅子に座ってボーッとしていた俺は不意に引き出しに視線を移し




カラカラッ




上から2段目の棚を開けた





そこにはレターセットが1つ




青い紙に白い封筒のシンプルなもの









…別に最初から手紙まで書こうと思っていたわけではない






でも







間違えたことをしていると気づいた時にはもう戻れなかった俺には







直接伝えても信じてもらえないことがほとんどだから








少しでも信じてもらえるように






少しでも自分に素直になれるように







手紙で伝えようと思った