淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~





「……~…~」





「………~~~…」












ぶらぶらと歩いていると聞こえてくる2人の声









「……で?澪ちゃんは大丈夫なのか?」





「…まだ起きてねぇ」







そうか…まだ…






組長の言葉に答えた奴は悔しそうに唇を噛み締めていて








「………」








最初からコイツに任せとけば良かったのかもしれないと



素直な気持ちが芽生え始めた










「………今日も帰らねぇ」





「あんまりお前も無理するなよ?」








そう言った組長の言葉で




コイツが毎日この時間帯以外、病室にこもりっきりなんだと初めて知った








「……わりぃな」





俺はある事を胸に決め、そっと謝罪の言葉を呟くと




「……よし」






周りに誰も居ないのを確認して碓氷組を脱出した









脱出したっつってもかなり大変だったけどな…