淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~






「まるで牢屋だな…」






「…牢屋より居心地は良いと思うが?」








奴のその不敵な笑みも気に食わない








「へいへい、そーですね」









だるーく答える俺は毎日この時間に、決まった敷地内を散歩させられる






……ペットかよ
















そう



俺はあの日以来、碓氷組本家の地下に監禁されている








容赦ない碓氷の攻撃を全身に受けた俺はもう少しで死んでいたらしい





まぁ…俺をギリギリで生かしておいたのは澪のためでもあるんだろうな…








「一応この地下室、便利で気に入ってるぜ?」





「…早く出ろ」








別にもう攻撃も挑発もしない







コイツを相手にそんなことしたら命が何個あっても足りねぇって学んだからな








その証拠に俺の顔は今でも、よく見ないと俺だと分からないくらいに腫れ上がって


右腕の骨はバキバキに割れている









自分の身体が可哀想なくらい