1枚の紙切れと
1通の手紙
『悪い
緊急で本家に戻る
明日午前1時に〇〇ホテルに来い
蒼に頼めばいい
俺も仕事が終わり次第ホテルに向かう
悠雅』
紙切れの方には
急いでいたのが手に取るように分かる程殴り書きの悠雅の字
…勝手に行かないでよ
そう思いながらも、その横の手紙の封筒をそっと手に取る
カサッ
真っ白な無地で何も書かれてない封筒
その中から出てきた2枚の紙
「……」
2つ折りのそれを開いて上から目を通す
「……ふっ
……くっ……うぅぅぅ〜…」
止め方が分からない
この涙の
私の目から溢れ出て頬を伝い落ちる雫は
悠雅のベッドのシーツに大きなシミを作っていく

