淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~




「きたーーーーっ!!菓子だ!」


「おぉー!あの噂の大量の菓子だ!」


「食おーぜ!食おーぜ!」







3人で大量の小分けされたお菓子の袋を持って1階の溜まり場に下りる





「澪ちゃんは総長室に行ってきな!悠雅が待ってると思うよ?」




お菓子に群がる下っ端の人達をやれやれという目で見た後、海が私に声をかける




「…そうするわ」




少し悩んだあとそう返す



「大丈夫!みっちゃんの分も残しとくぜ」



私がお菓子を心配していると思ったのか的外れなセリフで安心させようとする相楽






「…いや、全部食べてもらって構わないけど?」





「…え?…いらねーの?」





「そんなに食い意地はってないわ」





失礼ねという意味を込めて相楽を見ると、キラキラと顔を輝かせている






「澪さん…相楽なら本気で全部食べかねませんよ?」



蒼は呆れたように言ってるけど





「この量食べきれたら相楽は鼻血まみれね」





「え!?チョコ食ったら鼻血出んの!?」





もう既にチョコを頬張りながらも焦っている相楽が可笑しくて





つい笑いそうになった顔を隠すように背を向け、2階につながる階段に足を向ける







「いってくるね」





「「いってらっしゃーーい!」




「ごゆっくり」