「…私?」




無意識に悠雅を見上げると視線が絡み合い数秒見つめ合う




「ちょっとぉ!流石にこんな大勢の前でイチャイチャはやめてよ?」



ぷくーっと頬を膨らませる海に気づいてパッと目をそらすと




グイッと腰を引き寄せられ、さっきよりも距離が近くなる







「…確かに変わったなぁ

それに俺達にとっては女を連れてること自体、衝撃的だったけどなぁ?」



「ほんとほんと!

街中で女にぶつかったぐらいで殺気放ってた悠雅がねぇ?」



「すげぇな!澪ちゃんとやら!」



「……悠雅…変わった」







ぞろぞろと近づいてきた4つのグループの総長さんたち






この総長さんたちも予想を裏切らない美貌の持ち主




「……別に変わってねぇよ」






怒ったような低い声





だけどどこか不貞腐れているような感じがして





「ふふっ」





思わず微笑んでしまった










「「「「…………」」」」






何故か穴が開くほど見つめてくる総長さんたち






「なんですか?」






そう尋ねると