淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~



「……」



僕の後ろに立っている蒼を振り返ると目が合って



アイコンタクトで『様子を見てください』と言われる





それに頷き、一歩踏み出して病室の中の様子を伺おうとしたときだった






ガラガラッ……ピシャンッ






「え!?相楽!?」




目の前でスライド式の扉を閉められる





「……相楽、どうしたのですか?」





蒼もびっくりしてる





「………か…帰らないか?」






肝心の相楽はすごくやりにくそうな表情で取っ手を強く握り締め




とんでもない言葉を吐き出した









「何言ってるのか分からない」




僕がそう言うと




「だ…だから今日はもう帰ろうぜ!」





来たばかりの道を戻ろうとする相楽





「相楽、待ってください。


何があったか教えてください。分かりませんよ、さっぱり。

それとも僕達が扉を開けて確認したほうが良いですか?」





「いやいやいやいやっ!!それだけはダメだ!!絶対にダメだっ!絶対に!」





蒼の言葉を全力で止める相楽はほんのり顔が赤い





「じゃあ何があったんですか?」








「…………



…………………



……はぁぁぁーーーーー」