淡く儚い恋物語 Ⅱ ~貴方との夢~




「相楽、開けてください」



蒼は扉に1番近い相楽に声をかける



「あ?…おう」





相楽が扉の取っ手に手をかけた時





「……?」




澪ちゃんの声が聞こえた気がした






でも





「海どーした?」


「……」



蒼と相楽は何かに反応した僕を不思議そうに見つめていて




僕の気のせいか…と思った






だって僕だけしか聞こえてなかったんでしょ?








「おしっ!」






─────────ガラガラッ





「悠雅、来た………ぞ……」








「「……?」」





扉を開けた途端固まる相楽




語尾がすごく小さな声で




病室の奥にあろう何かを見つめている








「相楽、どーしたの?」