「おい、お前の親、どこで働いてんの?」
「えッ・・なんでそんなこと・・」
――――グィ
「いたッ・・」
紫苑がもっと強く腕を握った。
痛い痛い痛い痛い痛い・・
死んじゃうッ・・
「お母さんは『王子病院』で働いてて、お父さんは『マツモト社』でサラリーマンしてますッ!!!」
「・・・それ全部俺の親父の会社と関連もってるぞ。」
紫苑は恐ろしい笑みでアタシを見た。
も、もしかして・・
「お前が俺に失礼なことしたら、お前の親なんて簡単にクビにできるんだぜ?」
頭の中が真っ白になった。
この人が冗談を言ってるようには思えない。
この人なら本当にやるかもしれない。
逆らってはいけない。
この時、アタシは直感的にそう思った。
「っていうか、お前って金持ちじゃねーの?」
「えッ・・」
「『王子病院』だってそんなにデカイ病院じゃねーし。『マツモト社』だってたいした会社じゃねーし。お前金持ちじゃねーじゃん。
なんで南星学園に入れんの?」
や、やばい・・・
絶対にバレちゃダメなことなのに・・・
紫苑にバレちゃった・・・・
