「その日から先輩はバスケをやめて、髪を金色に染めて、不真面目になった・・・」



笑顔もなくなって、まるで別人みたいに。



「元々、遠くから見ていただけだし、話したのもあれっぽっちだけど・・・」




憧れていたから、ずっと見てたから、わかる。



ウインターカップ後の先輩の目───・・・




あれは、希望を無くした目だった。