「はい、じゃあ、"狂ったお茶会"を始めるよ」
その一言に、場の空気が変わる。
部屋の電気は消され、蝋燭の炎だけが頼りだ。
狂ったお茶会とは、所謂、会議や報告会みたいなもの。
俺ら不良グループ、"Alice"(アリス)にちなんで、狂ったお茶会となった。
テーブルは縦長で、誕生日席に座っているハートの女王、ハートの女王から右手に座るのは、眠りネズミ、俺――三月兎、チェシャ猫。
チェシャ猫の前が帽子屋でその隣が白ウサギだ。
眠りネズミの向かい側は空席になっている。
「まず、三月兎とチェシャ猫、報告よろしく」
「はぁーい」
「……」
チェシャ猫は気だるげな返事でちらっと俺を見る。
俺は無言で頷くと、報告をするため、記憶を辿って話始める。



