小波渡 蓮side



「じゃあ、ここで待ってて。お茶いれてくるから。」



「……はあ。ありがとうございます……?」



なんで疑問系、と苦笑しながら桐谷唄也は出ていった。

遊佐仁と別れた後、俺は桐谷に引っ張られ、連れ去られた。

そして来た、"home"と言われてた所は、とある一軒家だった。


一軒家とはいえ、とても大きく綺麗な外観。

中もとても綺麗で広い。


俺が今いるのはリビングなのだが、広すぎる。

今座っているソファーは、寝たら気持ち良さそうなくらいふわふわしていて、気持ちい。


そう、悶々と考えていると、いつの間にか桐谷が戻ってきた。



「紅茶でもいい?」


「あ、お構い無く。」




つか、帰りてぇ。