「それよりさぁー、ぶっちゃけ寄木さんはWeissの味方なの?」




あまりにも違和感のない言い方の問いに、普段なら、不振がる寄木だが、今はいたって普通に普通に答えた。




「まあーWeissは味方だな。


けど、桐谷 逢瀬だけはどうしても好きになれねぇ。
あんなに人懐こいのにな。俺にも理由は分からん。」




「ああ、桐谷逢瀬ね。奇遇だね、寄木さん。俺も桐谷逢瀬好きじゃないよ。」




ニッコリというキャップの青年に寄木はマジか、と答える。




「知り合いか?」



「んーん。ちがーう。俺のご主人様のお兄様なのよ、その人。」



「……」



「ん?どうしたん?」




口をあんぐりと開けて呆ける寄木にキャップの青年は問う。







「桐谷逢瀬は、行方不明の双子の弟と金髪碧目の友人を探してるらしいんだが、弟って、そいつか?」






キャップの青年の口角があがった。







no side end