ガララと扉を開ければ、中にいはった下っ端たちが一斉にこっちを見る。
「「「愛地さん、千尋さん、美琴さん!こんひちは!!!」」」
なんにも知らん、純粋無垢な下っ端くんたちは、元気よく挨拶してくれる。
下っ端くん等には悪うことをすると罪悪感が芽生える。
ちらり、と横をみれば、愛地と千尋も心なしか顔を歪めてるように見える。
「やっほぉー?みんな、元気してるー?」
「はいっ!」
俺の呼び掛けに元気良く答えてくれたのは、新嶋 健(ニイジマ タケル)。
幹部候補の優秀くんや。
この子にも、悪いことするなぁ。
「じゃ、もう行くねーん」
そういって二階へと上がってくと、みんなははい!とかいってくれる。
流し目で愛地らを見ると、やっぱ、ちょっと、笑顔がひきつっている。
心の整理がつかないんやね。
自分たちではもう、整理はついたと思うてる。
せやけど、実際は違うくて……。
その証拠に、ほら、今やって、割り切れてない。
自分の決めたことなんやから、最後まで、きちんとせい。
ま、そんなこと、教えて上げないけどな。



