翌日、俺は、デカイ倉庫の前に立ってる。



もう、お分かりやと思うけど、ここは全国No.1暴走族"龍欄"の溜まり場。



"新垣 美琴"はここの幹部やから、溜まり場に集まんないといけないんやけどなー。



せやけど、めんどくさい。




そんなこんなで溜め息を吐きながら倉庫のでっかい扉を見つめてたら、後ろから人の気配が。




「美琴、なにしてるの?」


「……」




知的風美少年と無口美少年が背後に。



あらまー噂の佐久良 愛地と霧ヶ峰 千尋やないのー。




俺は笑顔で振り向く。




「愛地と千尋じゃぁーん、おはよぉー」




美琴スイッチon!なんちゃってな。