「まず、結城夜絲と結城那絲は双子。
で、表向きのリーダーは結城那絲の方で、副リーダーが結城夜絲っていう設定にゃぁ。
佐久良愛地と霧ヶ峰千尋は……あー、これはマッドハッターに言わせるとして……
んーと、あとはー、あ、そうそう。
鳴海真夏は全国No.2暴走族"桜凛"に潜入中。
バックに桐谷組がついている可能性が大っていう理由なんだけど、
桐谷組の若頭、桐谷 逢瀬(キリヤ オウセ)がしょっちゅうWeissの溜まり場に行くんだよね。
怪しくない?
結城夜絲と桐生結斗の幼なじみらしいけど、それが理由じゃないと思うんだよねー。
根拠は、Weissの抗争?時に、桐谷組が参戦してるの見たし。
まあ、そんなとこかなぁー?
いじょーでーす。
」
ぱさり、と資料を机上に落としたチェシャ猫は、椅子の背凭れに寄りかかる。
それを横目で見たハートの女王は、紅茶を一口啜った。
「ふぅん。成る程ね。
あいつら、情報自体がないからもっと時間かかると思ってたのに、随分速かったね。
なに?情報屋?」
ハートの女王の質問に、チェシャ猫がクッキーをポリポリ食べながら答える。
「それとクチコミと百目鬼遊兎から。
ああ。安心してね。百目鬼遊兎に、俺らがAlice なんていってないから。」
チェシャ猫に、ふぅん、ならいいけど、と答えたハートの女王は、次は帽子屋報告よろしく、という。



