O♡L

傘は浜辺に叩き付けられ、骨が折れたまま強風で走っても追いつけないくらいの速さで転がっていった。


光輝さんたちは帰ってしまったのか…。

それとも、どこかで天気が回復するまで待機しているのか…。


どうなっているのかわからないけど、連絡手段のないあたしが傘も差さずにここで待つ意味がなくなってしまった。


「なにやってんだろ…あたし…」

虚しくて、悲しくて、自然と涙が溢れた。