O♡L

「あと、俺、いっしょに早退するから」

「…えっ!?」


あたしは五十嵐課長の腕に抱えられたまま、会社を早退した。



額がひんやりと気持ちよくて、あたしはゆっくりと目を覚ました。


その正体は、濡れタオル。

頭の下には氷枕が敷いてある。


あたしは、知らない部屋のベッドで寝かされていた。


体はまだだるくて、言うことを聞かない。

なので、キョロキョロと目だけを動かす。