160円のあたし




自動販売機の隣は思ったよりもあったかくて冷めきったあたしの心を少しだけあったかくした。

家を飛び出してから1人でひたすら歩いてたから今日は疲れちゃったみたい。

「寝ちゃお」

そう呟いてあたしは夢の中へ入り込んだ。