あたしって…こんなに不器用な女だったっけ? 「それじゃ、また明日ね~」 「うん、また明日!」 そして栞とあたしの家は同じ住宅街にあって近いから、お互いの家の中心でばいばいした。 「ただいまぁー」 「おかえり、遅かったじゃない。 もうお風呂沸いてるから入りなさいよー」 ママがもう帰ってきていて時計を見ると7時を回ってた。 「はーい」