最近、仕事が減ってきているAKARIのためにも力になってほしいんだ、とマネージャーにも言われた。

そして、俺の1番の夢である…世界でトップレベルの人しか出ることが出来ないファッションショーに出れることになったんだ。…だが、AKARIとの交際を認めないと白紙になる。とも言われた。

ほぼ強引なやり方なのは俺でも分かってる。

でも、ずっと夢であったファッションショーに出れるというのが嬉しすぎたあまりに…周りが見えてなかった。

そして「認めます。」と言ってしまった。

…莉奈の無邪気な、可愛い笑顔が頭に浮かんできて、罪悪感のようなものに心が支配される。


それか2ヶ月が経ち、中学3年生に進級する日になった……

莉奈に会って直接話してしまうと、全てを話してしまいそうで怖かった。

だから、潤也に会って…潤也にさえも嘘をついてしまった。