「どうかしたのか?」
「…あ、いやそのっ…屋上は、ダメなの。ほら、あそこの階段の裏に行こうよ!あそこなら誰も通らないし…」
「ん、あ…そうだな。そこで話そうか。」
颯斗とのいつもの場所である屋上には、なんだか仁とは行きたくなかった。
ここは1階で、階段の裏に来る人は滅多にいない。
滅多にというか、もう0に近いほどいない。
そうしてすぐ近くの階段の裏に行って、薄暗い所で…仁は口を開いた。
「…なんて言ったらいいんだろうな。その…ごめんな。ごめんって簡単な一言では済ませるようなことじゃないってのは分かってる。」

