「ごめんな、いきなり呼んだりして。」
「…ううん。だ、大丈夫。」
あたしの目の前にいる仁は、十分高かった身長はもっと伸びて、顔も声も体も全てが大人になってた。
今は違うにしろ、前は大好きで愛してた仁が目の前にいることがなんだから信じられなくて、目を見ることが出来ない。
「久しぶりだな。莉奈、元気だった?」
「え?…うん。元気だったよ。」
久しぶりの仁の、莉奈って呼ぶ声に体がすごく反応した。
「そっか。はぁー…、なんかみんな見てるな。屋上とかに移動する?」
「屋上はダメ!」
屋上という言葉に、とっさに口から出てしまった。

