「うん…ありがとう。」
そう言って、深呼吸をして、もう1度栞は口を開いて話し始めた。
「仁くんって?って風華ちゃんに聞いたら、やっぱりそれは仁くんのことで。なんで日本に帰ってきたのかな?って聞いたの。そしたらね、…莉奈、落ち着いて聞いてね?」
「…う、うん。」
「迎えに行かないといけない人がいるからって仁くんのブログに書いてたって…」
「……え…」
迎えに行かないといけない人がいるから…?
それは……誰のことなの?
「これって…莉奈のことなんじゃないのかなって、思うの。」
「……え、違うよ…っ。だって、迎えに来るって言ってたのは中3の時の話で。もうそれは1年前のこと、なんだよ…っ?」

