国民的アイドルと恋しちゃいました。


「栞からメール届いた。」


そう言って栞のメールを開いて、1行だけの文章を読む。


「あ、ほんと?結構メール書くのに時間掛かったんだね。」


優花の言う通り、メールが届くのは結構遅かった。

たった1行だけなのに…

でも、あたしにはこのたった1行のメールの内容がなかなか頭に入ってくれない。


「…莉奈?どうしたの?手、止まってるよ?」


何もかもが頭に入らない。

優花の声が少し聞こえたけど、クラスのさっきまでのザワザワした声が何も聞こえてこない。