「…いや、」 とは口に出してはみたもののずっと校門の方を見つめて歩いていたのに、あたし達の横を通り過ぎる時に… 確実にこちらを見ていた。 「いや、じゃないでしょ!絶対莉奈のこと見てたよ!あたしと5cmも違うから目線が全然違うかったし…」 確かにあたしの身長は160cmだから、目線があたしと栞とじゃ全く違う。 「…いや、でもあたしを見るわけないでしょ。」 自分でもなんでこんなに動揺しているのか分からないけど、いつものあたしのようなことを言って校門をくぐった。