「そう…だよね。しおりぃー!」

「もーほんとに世話の焼ける子だなぁーもう!」


栞に抱き着いたあたしの頭を栞がなでなでしてくれた。


「住む世界が違うなんて思っちゃダメよ?莉奈も颯斗くんも同じ人間なんだからね!」

「…うん…うんっ!ありがとう!栞…ありがとぉー!」


栞はやっぱりあたしの親友だ。


紗羽と栞がアイコンタクトをとってたのは、あたしにこの話をするため?

だとしたら、紗羽もあたしのことを分かってくれてたの?


あたし…ほんとに幸せ者だね。