「もう疲れてるなら電話してこなくていいじゃん!」


って言ったものの、ほんとはすっごく嬉しかった。



「え…ちょっと莉奈ぁー」


ついにあたしの肩を掴んで本気で悲しんだ顔をして泣いたようにすがりついてきた。


「ふふふ、なに本気にしてんのよ」

「もー莉奈のばか!とうとう冗談が通じなくなったのかと思っちゃったよ…」

「何年一緒にいると思ってんのよ…」

「はははっ、それもそうだよね!」


あたしと栞は小学校の時から一緒で仲良くなったのは小4の時だけど、それからずっと一緒にいる。