絶対に切らないよ。

切ってしまえば、、、、



悪夢の始まりなんだから。




「それは、できません。」



「なんでだよ。」



「できないんです。」



「理由になってねぇよな。笑
まぁ、俺は、少なくとも切ってた方が好みだな。」




好みだな。

その言葉にきゅんときた。




「、、、、。」



キーンコーンカーンコーン

予鈴がなった。


「あ、教室戻りますね。」



「あー、俺もいく。」



「えっ、」



「なんだよ。同じクラスじゃねぇかよ。」



ん?
同じクラス?




「えええっ、」



「まじかよ。おれ、きづかれてねぇの?笑」



「すいません。極一部の方しか覚えてなくて。。」




「そーなのか。意外だなー。ま、これで俺も極一部の方に入るわけだ!」



「そうですね。」



二コリと微笑んでから私は図書室を出た。



でも、椿尾くんは出てこない。



「行かないんですか?」



「あ、行く。」




それから、教室まで無言で歩いた。