小指の糸のゆくえ

そして、私に訴えてきた人たちからのいじめがはじまったんだ。



わけわかんないよ。。




剛くんは、巻き込まれたくないっていう一心で見て見ぬふりをしてた。




そんなことに気づきもしなかった私。


バカだったと思う。




それから、しばらくして剛くんに相談した。



その時のこと。



「あんた、まだ媚び売ってんの!?」



訴えてきた子が私に殴りかかってきた。



「剛くんっ、助けてっっ、」



そんな声は届かなかった。


ううん、届いてた。


でも、剛くんは私を見捨ててどっかへ行ってしまった。




私が地味だったらいいの?


モテなければいいの?



そんなことを考えているとわけわかんなくなって。。



そんなとき、剛くんに別れを告げられた。


こんなに、簡単に見捨てられるとは。


思いもしなかった。



「信じてたのに、、、」




それ以来、男の子がダメになった。


その頃は、女の子も全てダメ。



でも、その状況から助けてくれたのは、



「大丈夫?」




穂乃。



だった。