廃墟街の死遊園地


--千 龍 ビル--


やはり高い。
何階あるんだ…?

私は指でトントントンっと数えた。






「1、2、3、…」



「?!ダメだ!!!!!!!」





するとゼロは目の瞳孔を見開き
私の指を勢いよく握った。



「ふわっ!!えっ何?!」

驚きのあまり心臓が止まるかと思った。



「このビルは数えたら死ぬ!!
危ない… っっ…」







驚いたのはゼロの表情に…?
いや…そんなことはいい。


「え?!死、死ぬ?!なにそれどうしよ!!!!!」


「大丈夫だよ!僕が抑えた。心配しないで、大丈夫だから…!ふふーんっ☆
行こっ!」



ゼロは私を守った…?のか…?
何者なんだろう。



そう考えている隙もなく目に映ったのは…



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