廃墟街の死遊園地

PM 42:471


少年は軽いリズムで暗い廊下方面に走り出す。


「ちょっ、ちょっと待って!どこ行くの、その…迎えに来てくれたのは嬉しいけど。」


わたしの質問に少年は目を丸くした。

「んっ?ただ。帰るんだよ?」



「帰る…?…わかった。ついてく」


何が何だかわからないまま私はついていくことにした。

帰る…?
どこにだろう…




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