PM 42:564


「 …?!誰…?」



私はあまりに驚きすぎてそれ以外の言葉は喋れなかった。


見た目…私と同い年?くらいの背丈で…肌も白いし、顔は女の子みたいだが…

そして… 白いパーカー?ぶかぶかだな…


すると少年はさっきより純粋な顔でニヤッと笑い、


「 迎えに来たよ 。 」




私はとりあえず何も言わず思った。
危ない?いやいや。



「誰だか知らないけどありがとう。ずっと寂しかった。」



本心だ。


私のその一言に少年は軽く
くるんっとまわり 私に背を向けた。


「 もう寂しくないよ。
こっちへおいで。」




私は感じた。
少し怖いけど…もう寂しくないならいい。どこでもいい。





孤独じゃないのは幸せだ









と。






▶︎▶︎▶︎