PM 13:10 5階の階段

息詰まる教室にはどうせ居場所もないし
いる意味がない。

いや、居たくない。


そんな時いつも行く場所がある。


絶対使われない五階、奥の階段。


真夏でもなぜか涼しいし…







「着いた…」






(ここ…やっぱり薄暗いしほこりまるけ…

本当汚いけど 居心地はどこよりもいい。


やっぱり、どう自分に無気力無感情と暗示をかけたって…。

1人…いや独りって寂しいものね。

やっぱりわたし矛盾してる。
1人になりたくて他とは違うところをみせてるけど、

それは独りになるということ。)


私は肌寒さを感じながら呟いた。




「やっぱり 《ココ》じゃないのかな…
居場所。」






そう、壁に寄りかかって目を細めた。






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