廃墟街の死遊園地

AM 6:58 家

「朝だ。だるい。」



だいたい毎日この一言から始まる。


無駄にわたしは少女漫画の主人公と比べてしまうのだが 少女漫画の主人公のような朝はどうやったら迎えられるのか。


そんな憂鬱な朝。




そして微妙な顔だち。
どうにか見栄えくらい良くならないか…

しょうがないわたしはこういう顔だ。


どう説明したらいいかわからないが本当にわたしは暗い顔だ。




…今日もモヤモヤと考えながら
学校にいく準備すませた。






AM 8:37 教室


遅刻遅刻ー。

もちろん、 「 おはよー♪ 」
なんて言葉 交わすわけもなく。


そして 今日も遅刻かー!なんて言ってくれる人もおらず。


ただ、もうわたし以外いい子たちが席に座っているなか

一つだけ空いている座っていない席に私が座る。

なにごともなく。
今日もただ見てるだけ。





そう澄ましてると斜め前と右横から尖る声とこもった笑い声が聞こえた。





「 あいつまじ地味だよな…w 」




「 それな…w それにしても芽衣華《めいか》細えよな〜。 」



このうちのこもった声や笑い声の人は
わたしの好きな人…


いや好きじゃない。



目の前での悪口は私への悪口だ。

これに毎度耐えなければいけない苦痛。


励ましてくれる友達なんか居るはずもなく、しょうがなくわたしは聞くことしかできない。






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