でもある日、元気がない那雲を笑顔にさせるような事が起きた。


それは那雲にしかわからない、和奏さんからのLINEだった。


子供の時から那雲は、一人でいる子をほっとけない性格だった。


きっと、和奏さんをほっとけなかったんだね。


もしかして、和奏さんの事が好きなのかもしれない。


那雲を見てそんな事を考えていたら、授業を終えるチャイムと共に、お昼休みに入った。