もう…会えないのかな。




「はい…」


「ごめんね。
でも、私は彗ともう付き合わないし、会わないよ。」




えっ…


一瞬悲しい顔をした和奏さんは、すぐに笑顔を作った。





「私、明日学校辞めるから」


「彗くんには黙ったまま…ですか？」


「うん。
手紙だけ置いておく」




これで二人はいいのかな…？


彗くんは和奏さんを心配しているのに、和奏さんはそんな彗くんを気づかって自分から身を引こうとしている。