「あ〜、あの子?3組の子だよ。羽山優菜だっけ?」


そういい、杏里はトイレの鏡でマスカラをしながらそうい言った。

にしても、あんな子いたっけ? 
私は6組…だから3組あんま関わりないか…


「なに〜?1位の座を取られるかもって〜?」

杏里はニヤニヤしながらそう言った。

そして、
まぁ、羽山さんがトイプードルで美穂は柴犬てきな?
と杏里は笑いながら言った。

「別にそうじゃないって!」


「いいライバルだと思うけどね、がんばれ美穂!私は美穂派よ〜」


そういい私達はトイレを出て教室へ戻った。


そうよ、私は学年1位の可愛くて人気な佐倉美穂。
――――――1位は譲らないんだから。