帰り道、どうやったら死ねるかずっと考えてた。
サイトを見て、自殺方法を探しながら自分とシンクロさせながら考えた。
そして絶望さから、力が入らなくなってフラフラとする足取りの中、家に急いだ。






朱里亜が死のうとした方法はOD。
薬じゃ簡単に死ねないのもわかってたけど、それでも今の自分なら死ねる気がしたんだ。
ため込んでいた安定剤や睡眠剤、置き薬をかき集めて山盛りになった薬のシートを見つめた。


「これで楽になれるんだ…。
もう頑張らなくていいし、
もう殴られることもないし、
もう性奴隷のように扱われることもないんだ……
もうレイプされた過去に苦しむこともないし、
もうフラッシュバックに脅えることもないし、一人で全部抱えなくてよくなるんだ…!!」

そう思うと清々しい気持ちになった。
私がすることは自殺じゃない。
安楽死だ。
そう思った。 



朱里亜は気が済むまでリストカットをして、薬を飲んだ。



意識が朦朧としていき、ふらふらとしてきた。
それでもなんだか暖かい気持ちでとっても気持ちよくて…。




もう楽になれるってことだけが幸せで。
朱里亜はゆっくりと目を瞑った。











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